Chemical field - 化学分野

化学分野における測定イメージを制作する過程をご覧いただけます。

▲ブロモチールブルー溶液 ムラサキキャベツ色素溶液の指示薬によるpH測定のイメージ
撮影準備
絵コンテから撮影準備スタート

撮影のイメージや目的の写真を撮る為には絵コンテや 参考写真等が重要。
今回はこの絵コンテを元に進行します。
完成写真が左記の写真。

指示薬つくり/アントシアニン抽出

色味の調整

溶液の濃度や量によって発色が異なるので、見た目に近い写真撮影す
るための調整をする。

不完全な撮影セッテングによる失敗例
指示薬の濃度が低くわかりづらい

指示薬の濃度の調整もセッテングでは重要。
バックライトの透過照明との関係で分かり易い濃度に調整。

液量が揃っていない

液量をキレイに揃えないとよく見えません。
予め液量を設定しておいて微調整はピペット等で行います。

配置が揃っていない失敗例

キレイに配置を揃える事も重要です。
連続写真等は特に配置が揃っていないと分かりづらい写真になります。数ミリの誤差なく配置を揃えて撮影しています。

<成功例>
BTB ブロモチールブルー溶液

完成写真。良い写真を撮影する為には、セッティングは重要です。

撮影技術 確かな写真への追求
高水準の写真を撮影するためには
それに見合う機材や照明が必要

商業用の確かな写真を撮影するためには、撮影機材や照明機材は商業用です。撮影する対象物によってすべてライトのセッティングが異なり、機械生産された製品ではコーベットが目指す水準には満たないため、すべてハンドメイドで行わなければなりません。
レンズの品質やカメラの性能、大型ストロボの光量やストロボヘッドの数、スタジオの大きさ、ライトを柔らかくしたり固くしたり、映り込ませたり映り込みを消したり高品質の写真を撮るために特徴を捉えた確かなライティング技術で撮影しています。

撮影ライティングの違い

ライトの調整がうまくできればキレイに撮れます。試験管1本の撮影であっても大きなセットが必要です。
ライトを柔らかくしたり固くしたり、ガラスに黒を映り込ませたりハイライトを入れたり工夫をしています。

失敗例
失敗例
成功例
ガラスの試験管が溶け込んで分かりづらい
ライトの調整が不完全で余計な映り込みがある
最高水準レベルの追求
色々な指示薬
BTB ブロモチールブルー溶液

塩基性から酸性を指示できる。
塩基性から酸性 pH数値はN/A

リトマス溶液 青

塩基性から酸性を指示できるが中性域は分かりづらい。
塩基性から酸性 pH数値はN/A

フェノールフタレイン

塩基性の指示薬 塩基性から中性
塩基性から中性 pH数値はN/A

メチルオレンジ

酸性の指示薬
弱酸性から強酸性 pH数値はN/A