屋久島 花崗岩 永田岳 1400~1300万年前 正長石 斑晶 丸く風化した岩石の中に、白い短冊状で斑状の結晶が散らばっています。遠景の浸蝕された山地、永田岳にも、 同じような岩石の露出がみえます。これは鹿児島県屋久島のほとんどを占めている花崗岩、黒雲母アダメロ岩です。白い斑晶は正長石で、数センチメートルのものが多いですが、ときに一〇センチメートルをこえる大きなものもあります。屋久島は降雨量が多いために樹木ばかりか岩までが苔に被われ、島は宮之浦岳を中心に四方八方が急流によって浸蝕されています。この花崗岩は,白亜紀~古第三紀の四万十帯の地層に貫入したもので、放射年代から一四〇〇万~一三〇〇万年前に形成されたことがわかります。これは中期中新世のことで、同じ頃に瀬戸内海一帯に特異な安山岩が噴出したことが知られています。この火山活動は、東アジア大陸縁から分離してきた西南日本に対して、誕生したばかりの熱い海洋プレートが沈み込んだときの融解現象とみなされています。
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屋久島 花崗岩 永田岳 1400~1300万年前 正長石 斑晶 丸く風化した岩石の中に、白い短冊状で斑状の結晶が散らばっています。遠景の浸蝕された山地、永田岳にも、 同じような岩石の露出がみえます。これは鹿児島県屋久島のほとんどを占めている花崗岩、黒雲母アダメロ岩です。白い斑晶は正長石で、数センチメートルのものが多いですが、ときに一〇センチメートルをこえる大きなものもあります。屋久島は降雨量が多いために樹木ばかりか岩までが苔に被われ、島は宮之浦岳を中心に四方八方が急流によって浸蝕されています。この花崗岩は,白亜紀~古第三紀の四万十帯の地層に貫入したもので、放射年代から一四〇〇万~一三〇〇万年前に形成されたことがわかります。これは中期中新世のことで、同じ頃に瀬戸内海一帯に特異な安山岩が噴出したことが知られています。この火山活動は、東アジア大陸縁から分離してきた西南日本に対して、誕生したばかりの熱い海洋プレートが沈み込んだときの融解現象とみなされています。
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